抗菌薬

新型コロナワクチン「コナミティ」ついに登場

ついに、日本でも新型コロナウイルス「COVID-19」のワクチンの投与が始ります。

本記事では日本で承認されたファイザーとバイオンテックが共同開発「コナミティ」の知っておきたい情報についてまとめました。

ワクチンの種類

今までのワクチンは大まかに3つありました。

細菌やウイルスの病原性を弱めた「生ワクチン」、病原性をなくして一部分取り出した「不活化ワクチン」、細菌の毒素を無害化した「トキソイド」

そして、新型コロナウイルスワクチンは、全く新しい分類、
「 mRNAワクチン」にあたります。

mRNA医薬品とは

mRNAワクチンは「mRNA医薬品」の中の一つで、安定性などの問題があり、なかなか実用化できていなかったのですが、今回コロナウイルスのワクチンとして世界で初めて実用化されました。

mRNAとは、DNAから合成される「タンパク質の設計図」のようなもので、

コナミティは新型コロナウイルスの構造の一部「スパイクタンパク質」をコードしているmRNAを製剤化しました。

病原性のない、コロナウイルスのスパイクタンパク質を合成し、中和抗体を作ります。

コナミティの概要

適応

SARS-CoV2(新型コロナウイルスのこと)による感染症の予防

投与方法

筋肉注射

投与スケジュール

2回投与(2回目は1回目の3週間後に投与)

発症予防効果

プラセボ18325名中162名発症、投与群18198名中8名発症。
95%発症抑制。

保存方法

−70℃で半年間保存可。
使用時より3時間以上前に解凍。
解凍後2℃から8℃で5日間保存可。

副作用

発症確率上位から以下の通り。

①注射部位の疼痛・腫れ・・・84.3%
②疲労感・・・62.9%
③頭痛・・・55.1%
④筋肉痛・・・37.9%
⑤悪寒・・・32.4%
⑥関節痛・・・23.7%
⑦下痢・・・15.5%
⑧発熱・・・14.8%

アナフィラキシーについて

コナミティは米国で190万人投与、うち21例がアナフィラキシーを起こしました。

そのうち、情報収集可能な20名は全員回復、退院しています。

確率にして20万分の1の確率。
ペニシリンのアナフィラキシーの確率が5000分の1であることを考えるとかなり少ないことがわかります。

なぜ2回打つの?「クラススイッチ」

コナミティは一回目の接種で、「IgM」という抗体が作ります。

IgMは最初の抗原の侵入で作られる抗体で、基本的には2週間から4週間で消失します。

たいして「IgG」は数ヶ月から数年と長期間持続する抗体です。

遺伝子を組み替えて抗体のアイソタイプをIgMからIgGに切り替えることを、「クラススイッチ」といい、ワクチンの二回目の投与はこれを刺激します。

つまり、2回投与するのはIgG抗体を作り、長期間免疫を持続させるためです。ただし、コナミティの作用持続期間は、まだわかっていません。

まとめ

どれくらいの予防効果があって、どんな副作用があるのか。

知らないと、なんだかよく分からないけど怖いままですよね。

ワクチンは自分だけでなく、周りの人を守るものでもあります。

正しい知識をつけて、活用していきましょう。