循環器

期外収縮と頻脈性不整脈の分類

前回記事で徐脈性不整脈を解説しました。

今回は引き続き、期外収縮と頻脈性不整脈編。

期外収縮と頻脈性不整脈は治療薬の種類が多く、複雑なので本記事では分類について解説したいと思います。

徐脈性不整脈の分類と薬物治療 不整脈の薬って正直よくわからない方、多いと思います。 薬学部では心電図をあまり勉強しないので、多くの薬剤師が苦手意識を持っていま...

不整脈の種類

不整脈には、徐脈性不整脈、期外収縮、頻脈性不整脈の3種類があるんでしたね。

今回はその中の、期外収縮と頻脈性不整脈の内容を2つをまとめて解説します。

期外収縮

期外収縮とは心臓が本来の予測されるタイミングよりも早く収縮するものです。

期外収縮は心房期外収縮と心室期外収縮に分別されます。

心房性期外収縮(APC)

心房性期外収縮は、洞結節以外で異所性の興奮が起こることで本来よりも早く、心臓が収縮します。

心室性期外収縮(VPC)

心室性期外収縮は、心室内で異所性の興奮が起こることで本来のタイミングよりも早く収縮します。正常の形とあまりにも違うのでこれは見つけやすいです。

頻脈性不整脈

頻脈性不整脈は発生機序が期外収縮と似ています。

心室期外収縮が3回以上連続するものを心室頻拍(頻脈性不整脈の一つ)ということからも、その類似性がわかります。

頻脈性不整脈には2通りの分類方法があります。

1つめは電気興奮の発生場所による分類です。

  • 心房性
  • 心室性

2つめは電気興奮の頻度による分類です。

  • 頻拍:100~250
  • 粗動:250~350
  • 細動:350以上

心拍数は心電図上のR波から計算するので、心室の興奮頻度と心拍数は一致しますが、心房の電気興奮と心拍数は一致しません。

そのため、2つめの分類には心拍数ではなく、電気興奮の頻度が使われています。

期外収縮と頻脈性不整脈の名前の付け方

期外収縮と頻脈性不整脈は、電気興奮の発生場所と電気興奮の頻度で名前がつけられます。

例えば、心室に異常電気興奮があるために、心拍数が280ある不整脈は、『心室粗動』といった感じですね。

まとめ

今回は期外収縮の発生と心電図、頻脈性不整脈の分類、

期外収縮・頻脈性不整脈の名前の付け方について解説しました。

そのうち、薬物治療についても解説したいと思います。